「ひょうご森の日」の代表イベント「やしろの森の収穫祭」(やしろの森公園で実施)に参加しました。
私たちは「兵庫県森林ボランティア団体連絡協議会」の1員としての参加です。
参加者 4名(川西里山クラブから)

来客数ですが、大変な賑わいでやしろの森公園全体で多くの方がお見えになりました。
私どものプログラムに参加された方は113名(ウッドバーニング 82名、葉脈しおり 18名、木工クラフト 13名)でした。
用意さてたテント2張りで長机4台のスペースで実施です。





菅さん提供
コシアブラ(濾し油 落葉高木 ウコギ科)
花期8~9月 果期10~11月
秋が深まり山々が赤や黄色に染まるころ、山道で白い葉をつけた木に出会うことがあります。
薄暗い林の中では、ときに木漏れ日を受けて輝いているようにも見えるこの木は、タラの芽でおなじみの山菜の王様ともいわれるタラノキと同じウコギ科のコシアブラです。
山仕事に行ったが、コシアブラの木を見つけて仕事そっちのけで若芽摘みに精を出したと聞いたのは、以前に森林組合に行っていた時の話で、また、山菜通の間では、コシアブラは山菜の女王といって旨さではタラの芽を凌ぐという人もいるようです。
コシアブラの名前の由来については諸説あるようですが、かつてこの木の樹脂から採った油を濾して塗料として使っていたからというのが一般的です。
コシアブラの白い葉の色は、黄色から変化して白っぽくなると思っていましたが、もともと赤や黄色の色素が少ないため脱色したような白い葉になるのだそうです。
なお、コシアブラの芽は大木になる割には少なく、タラの芽と同様に採りすぎないことが肝腎です。





菅さん 提供
ススキ(芒・薄 イネ科)
花期7~8月
秋の七草のひとつにもなっているすススキは万葉集や俳句にも取り上げられたり、お月見のお供えにもなったりと古くから日本人には身近な植物のひとつです。
つい半世紀近い前まで日本の山里の晩秋の風景といえば、かやぶき屋根の民家があって、その先に稲刈りが終わった棚田があり、その向こうには風にそよぐススキの原が連なるという、まさに日本の原風景といえる情景はあちこちで見られました。 ススキはかやぶき屋根の材料になり、農耕牛馬の飼料にもなって生活に根差したものでもありました。
生家のあった九州の田舎では、晩秋になると冬季の家畜の飼料用に、刈り取ったススキを束にして積み上げる作業が行われ、積み上げられたススキの小山が裾野に点在する風景は冬が間近なことをうかがわせる風物詩のひとつでした。
そのススキ草原が今、各地で急速に失われています。かやぶき屋根は瓦やスレートの屋根に置き換わり、機械が農耕牛馬に取って代わった昨今では、ススキの草原は放置され、森林へと遷移が進んでいます。生まれ故郷も例外ではなく、かつて草原で見たナデシコやリンドウの花も今では見られなくなってきています。
このような状況の中、草原復活のプロジェクトが進められている地域もいくつかあるようです。
草原が出現すれば、やがて草花や蝶などの生き物も見られるようになります。
次代の子供たちに美しい野の花は無論のこと、様々な自然に触れ合える場を現役世代の使命として残していきたいものです。


その後カシナガの被害が増大する事もなく、特にカシナガ対策はしていませんでした。
コナラの木々は青々と元気そうに見えており、安心していました。しかし、コナラの大木をよく見ると葉っぱは緑で元気そうですが、根本にフラスが出てカシナガに感染している模様です。
今後の対策として、2013年から大木になっているコナラ林の皆伐(2013年度と2014年度各625㎡。2015年度2,500㎡を予定)は極僅かですが、毎年皆伐してその跡地にクヌギの植樹を実施し、森林の若返りを図っています。皆伐で伐採されたコナラは薪に利用し、薪をピザ店にもお願いして購入をして頂いております。また、2014年10月から新たにピザ店とも契約が出来てこの循環が軌道に乗ってきました。
この作業にヒントを得たのは
小面積皆伐と薪による資源利用を組み合わせることで、高齢化が進んで様々な問題を抱えるようになった里山林を若返らせ、地域社会での生活に新たな価値を付け加える実践的な里山林管理手法です。
薪を作ってナラ枯れを防ぐ



今回のイベント内容は下記のとおりです。
1)薪割体験会
2)木工クラフト
3)葉脈しおり
4)ウッドバーニング
参加人数 114名(会員27名、オカリナ演奏者15名、一般参加者72名)
一般参加者数内訳 72名
薪割体験 34名
木工クラフト 6名
葉脈しおり 22名
ウッドバーニング 10名
アンケート回収 21件(薪割り体験者のみの実施しました。)
「黒川里山まつり」で私たちの活動の一端を多くの方にの知って頂き里山に関心を持って参加して頂けるように毎年実施しています。
今年は一般的なプログラムの他に新しく「薪割体験会」を追加しました。これに付随してオカリナ演奏、ダッチオーブンでピザ焼き、ロケットストーブにパーコレータによるコーヒーと盛りだくさんです。
来場者には好評でまた来年も実施しなくてはと勇気を頂きました。
来場者はケーブルで上がってきて「ふれあい広場」に着きます。私たちの会場(団栗小舎)までの道案内をするために要所に看板を立てました。


三々五々と参加者が来て頂けました。

葉脈しおり、木工クラフト、ウッドバーニングにと取り組んで頂いています。

薪割体験会の様子



薪割り体験会のアトラクションオカリナ演奏が始まりました。この音色がふれあい広場まで届きましたよと好評を得ました。

薪の利用で野趣豊かなダッチオーブンを使ってピザ焼きやロケットストーブで薪を燃やしパーコレイターによるコーヒー沸しにも挑戦していただきました。

