「カエンタケ」は、コナラなどのブナ科樹木が枯れた後、1年後位からその根の近くに発生し、触っただけでも炎症を起こす事があるので、注意して下さい。
【参考】(滋賀県庁ホームページ)
カエンタケは、ニクザキン科ツノタケ属のきのこ(子のう菌)で、形は円筒形(写真1)、または、それが分岐した手の指のような形(写真2)で、高さ3~15cm。表面は赤橙色~赤色、内部は白色。梅雨から秋にかけての長い期間に、広葉樹林内の地上に発生します。
1990年代に死亡例を含む数件の中毒が発生したことから、有毒きのこであることがわかりました。毒成分は、トリコテセン類。きのこの汁が皮膚に付くだけで炎症を起こします。食べると下痢、嘔吐などに始まり、運動障害、言語障害、全身の炎症、多臓器不全などを起こして死に至ります。致死量は、生のきのこで3g、回復しても小脳に後遺症が残ることがあるとされています。


参加者 14名 (種取祭参加者 27名 能勢電 7名)
活動内容
午前中は種取祭の案内です。桜の実は熟し昨夜の雨で多く落ちた模様です。しかし、ヤマザクラ、カスミザクラと重なりのある中で、エドヒガンの種を採取するには第4号エドヒガンにブルーシートを敷いた場所が確実と判断し、ここでの採取にしました。
午後からは、シイタケのホダ木の本伏せの残りを完了しました。まだ残っているのがあります。荒木さん特製の殺菌処理(ドラム缶で炊いて)した分が残っています。どのようになっているか確認しましたら木口(こぐち)は白くなってシイタケ菌が十分回っています。(この調子ですと十分この秋には発生が見込めます。)
モリアオガエルの卵塊を発見しました。水広場の池上にぶら下がっています。これほど高い位置に産卵しているのは初めて見ました。
モリアオガエルは肉食性ですからその森は食料になる昆虫類が多いことを示すと思います。また、天然記念物にされている地方もあります。
ヤブムラサキの花が咲いていますよ。
種取祭の開催挨拶(すべての画像はクリックで拡大します)

4号エドヒガン(もうすぐに愛称が決まります。もう番号で呼びません)には、他の桜がせり出していません。ここに落ちた実は確実にエドヒガンです。

水広場のモリアオガエルの卵塊。生物多様性が証明されるかな?

ヤブムラサキの開花です。(画像はイマイチ)

参加者 12名 (小学4年生65名 先生他3名)
活動内容
黒川公民館で、清和台小4年生78名の「里山体験学習」を実施しました。9:30から地元の方のお話で、10:30から私たちの葉脈しおりづくりです。ただ葉脈を作るだけですと何か物足りない?と言うことで台紙に絵を書いてもらい葉脈を貼り付けるようにしました。子供たちには、なかなか好評のようでした。また学校でもやりたいと先生に言っていたようです。午後からは国崎のクリーンセンターへ見学とのことでした。
地元の人のお話を熱心に聞いています。(運動場のプレハブ)

挨拶・葉脈しおりについて、説明後早速開始です。



菅さん提供
ヤマシャクヤク(山芍薬 多年草 ボタン科)
花期4~5月 果期6~7月
ご覧になられたことはお有りかもしれませんが、希少種のヤマシャクヤクの写真を撮ってまいりました。
ヤマシャクヤクは、”森の貴婦人”とも言われているようですが、全国的には少なくなっているようで、環境省のレッドリストの準絶滅危惧種に指定されているようです。
活動地からは程遠いですが、妙見山に続く山道に数カ所確認していますが、残念ながら一箇所は盗掘されたもようです。森の貴婦人といわれるだけあって気高いのか、花が咲いた様子を人目には長く見せてくれないようで2~3日で散ってしまう短命花です。
この一ヶ月程の間に6度ほど自生地を巡ってどうにかタイミングよく花の写真を撮ることができました。


ヤマボウシ(山法師 落葉高木 ミズキ科)
花期6~7月 果期10月
お椀を伏せたような枝葉の上に真っ白な花びらをいっぱいに敷き詰めたようなヤマボウシに出会うと、山登りでかいた汗も一瞬で吹き飛ぶような清涼感が味わえます。花びらのように見えるものは苞と呼ばれるもので、その中心に20~30個ほどの小さな花が集まっています。秋には果実が赤く熟し食べられます。
ヤマボウシは妙見山近辺ではあまり見かけませんが中部地方から北の方にかけては生活に溶け込んだ樹木のようで、この名を冠したお店なども多く秋田には「山法師」という日本酒も有り、長野ではこの花が咲いたら田植えを始めるという地域もあるようです。
ところで、ヤマボウシの名の由来が中央の丸い花穂をお坊さんの頭に、4枚の苞を白い頭巾に見立てて名付けられたと聞くと、なにやらたけだけしい弁慶や僧兵をイメージしてしまいます。苞を頭巾に見立てるのなら、この清楚な花には同じお坊さんでも、白い頭巾をかぶった美人の尼さんをイメージするような名前がふさわしいように思いますがいかがでしょう。



参加者 22名 (小学4年生117名 先生他7名)
活動内容
多田東小4年生117名の「里山体験学習」を実施しました。午前中はクヌギの小径(台場クヌギ)~炭窯跡~ビフォー&アフター(里山整備前と後を比較するために一部整備せずに残した部分)~エドヒガンの小径 のルートを散策します。
午後からはクッキングセンターを特別にお借りして木工です。春の日差しは非常に強いと思います。この中ですと木々に囲まれ直接日光が当たらないからいい感じで、作業に取り組めます。
いつも子供たちの想像力には驚かされます。とても大人は思いつかないような作品が出来るのが楽しみです。
120名近くの子供たちが到着です。ケーブルも臨時運転で増発になります。

開講式を済ませ早速里山の散策です。ルートはいつもどおりクヌギの小径~ビフォーアフターの里山整備前と後の景観~エドヒガンの小径を回ります。

みんなの作品づくりが、始まりました。

中を覗いてみると

いろいろ注文を付けているようですね、うまくできるかな?

あっという間に時間です。手に手に作品を持ってお別れに時間です。
