ケーブル運休が逆に楽しみで登山気分で参加の方が多く賑わっていますよ。寒いといって引きこもらず、一度参加して汗をかいてみては?翌日は体が軽いですよ。
参加者 15名
報告事項
桜谷の第4号エドヒガンの愛称募集(能勢電鉄さんと合同で実施)
平成23年度近畿地区「森づくり活動コーディネーター養成ブロック研修」のお知らせ
畑作業の参加者歓迎のお知らせ
今日の作業は前回に続き同様な作業です。
11月に伐採したコナラを引張り上げ、90㎝に玉切りします。(ホダ木と薪にします。薪は40㎝ですが、半分に切りそろえるとロスが出るため10㎝の余裕を見ています。)昨年と比較すると作業が大幅に遅れています。
次回例会の予定日2月11日はケーブル&リフトが運転されます。
引っ張りだこで切り倒したコナラを引き上げています。

下ではソリを頭に付ける作業です。

コナラを引き上げる通り道にツルリンドウが芽を出していました。脇に植え替えて急遽保護を実施し、目印を立てました。
ツルリンドウは日本全国に分布する多年生つる植物ですが、茎はあまり長く伸びず、高い所まで巻きあがることはありません。明るい二次林などに生育し、地表を這ったり小さな植物などに巻きついて立ち上がる。 花は夏の終わり頃(8月から10月)に花を咲かせ、秋には美しい赤色の果実を稔らせます。
このツルリンドウが千葉県でレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類、東京都で準絶滅危惧の種に指定されているそうです。やはり里山が荒れて、地面に光が届かなくなっているんでしょう。
画像は手ブレがありますが、葉の卵状被針形と3脈がはっきり確認できます。

この画像は2009年同じ場所の整備前の状態です。ネザサが生い茂り、ソヨゴなどの常緑樹が勢力を伸ばし、枯木も目立ちます。このような状態を整備したからツルリンドウも芽を出してきたと思われます。
2009年4月の状態

2011年12月の同場所です。スッキリしているでしょ。

ムクロジ(無患子 落葉高木 ムクロジ科)
花期6~7月 果期10~12月
とある神社の境内で木立を眺めていると、神社関係の方が、「そちらにムクロジが有りますよ」と言って案内してもらったのがこの木との出会いでした。
花自体は小さいですがまとまって咲くので良く目立ちます。緑色の丸い実が付き、秋に入ると黄色く熟し3月になっても木に留まっているのを見ることができます。その頃になると黄色い果皮が半透明のプラスチックのようになり中の黒い種子が透けて見えます。この種子は正月に羽子板で打つ追羽根に使われています。ムクロジは漢字では無患子で「子が患わ無い」という意味になり、羽根つきも魔除けの意味があることと合わせるとムクロジはおめでたい木ということになります。
果皮をつぶして水の中で揉むと泡立つ成分が有り、昔はこれで洗濯や染髪をしていたそうです。
ところでムクロジが寺や神社に多い理由はいくつか説が有りますが、手元の本には、絹物をムクロジで洗うと光沢が出て染色が艶やかになるので、僧侶や神職が着る絹物の洗剤を調達する目的で植えたのではないかとありました。昔は高価な絹物は一般庶民には縁遠かったと思われるので、この説はかなり説得力があるように思います。
妙見山ハイキングコースの初谷ルートに入った辺りに大木が有ります。
画像をクリックしてください拡大します。


果皮がつやのある黄褐色の半透明になり、中に一個の黒い種子を含んでいます。

今日は新年早々の活動日にあたり、今年の安全を祈願するため妙見宮をお参りしました
参加者 18名
ケーブル駅構内に「妙見山の冬景色」と題して写真が展示されていました。その左の下に私たちの活動の一部(陽明小から「里山体験学習」の児童からの感謝状)が掲載されていました。

鳥居を潜って参拝。ふと疑問が?「妙見山はお寺?神社?」さてどちらでしょう。鳥居や狛犬があったり、「妙見宮」とも呼でいます。鳥居の左側に『日蓮宗霊場能勢妙見山』と刻まれた石碑があることからもわかるように、日蓮宗のお寺です。能勢妙見山には寺号がついていません。実はこの能勢妙見山は、ここから北の方角にある眞如寺というお寺の飛び地境内となっています。正式には「無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」と呼ばれています。

山門(総欅造りが大阪府と兵庫県の府県境にある。)を潜ろうとふと横の寒暖計に目がいきました。お昼に近い時刻になんと氷点下2°でした。

無事参拝を済ませて記念撮影。(1名入っていません。)
