ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽 落葉低木 スイカズラ科 菅さん提供)
2009年 03月 21日
ウグイスが鳴く頃に咲き始めるウグイスカグラの名前の由来は、小枝が多く、ウグイスが隠れるのに都合が良いので「鴬隠れ」から転化したものとか、ウグイスがこの実を喜んでついばんでいる姿が神楽を舞っているように見えるところから来たものとか諸説あるようです。
喜んでこの実を口にするのはウグイスばかりではありません。半透明のはちきれそうな実を目にすると思わず手を伸ばして口にしたくなります。口に含むとジューシーな赤い実はやさしい甘みをともなって舌の上に広がります。ウグイスカグラのジャムも有るそうですが、どういう訳かこの木はまばらにしか実を付けず、ジャムを作るほどの実を集めるにはかなりの根気が必要なようです。
花や赤い実の周りに細かなうぶ毛がまばらに生えているちょっと奇妙な木を見つけたら、それは希にしか出会うことの無いミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)です。
ウグイスカグラ(花期 3月~4月)
画像をクリックしてください。大きくなるなりますので右上の実を見ていただくと判りますが、うぶ毛がありません。下の画像は「ミヤマウグイスカグラ」です。うぶ毛があります。
ミヤマウグイスカグラ