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里山の整備・管理活動を行い、自然に親しみながら会員の親睦と健康維持などを目的としています。


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今月の樹木(2018年11月)

菅さん 提供

ヤブサンザシ(藪山査子 落葉低木 雌雄異株 スグリ科)          

                                   花期45月  果期1011

 以前に沢山採れたらジャムを作ってみようと思い、庭の隅で育てていたスグリの実は熟しても緑色のままでしたが、秋の山歩きでは林縁などで真っ赤に熟してはち切れそうになったスグリ科のヤブサンザシの実を目にすることがあります。


 ヤブと名の付く植物には、藪に生えるという意味と人の役に立たないという意味で付けられるものがありますが、ヤブサンザシは暗い藪の中では見られず、日当たりの良い崖や大小の石が混じるガレ場で見られますので当然後者の意味になります。

 人の役に立つサンザシはバラ科の植物で、健康食品や薬用として用いられスーパーフードとして高い評価があるのに対して、ヤブサンザシの実は食用にはならず薬効もないようです。そのようなところからヤブサンザシの名になったようです。

 ヤブサンザシに出会った当初、見た目に美味しそう見える実に惹かれて口にしたことがありますが、食用のスグリとは大違いで本当に不味いものでした。

 小さい薄黄色の花は目立たないうえ実も食用になりませんが、実の美しさから庭木や盆栽としては利用されているようです。

 樹高は成長しても1メートルほどですが、地際からも一つひとつの枝からも良く枝分かれするためある程度の場所は必要としても、庭木として利用する場合は自然の中の生育環境からみてあまり手間はかからないと思われます。

 秋の深まりにつれ、瑞々しかった赤い実は次第に萎びてきて、ススキの穂と並んでいる様子などを見ると、過ぎゆく秋をいやがうえにも感じさせるものとなってきます。


 庭に植えれば、秋の感傷に浸る格好の庭木の一つになるかもしれません。


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by str1685 | 2018-11-26 17:49 | 今月の樹木 | Comments(0)