2015年7月 コマツナギ(駒繋ぎ 落葉小低木 マメ科)
2015年 07月 11日
コマツナギ(駒繋ぎ 落葉小低木 マメ科)
花期7~8月 果期10月
コマツナギは馬(駒)を繋いでも抜けないほど丈夫というのが名の由来ですが、その樹高はせいぜい腰の高さほどにしかなりません。目にしたコマツナギも膝丈ほどしかなく、引っ張っても抜けないのか試して見ようかなとも思いましたが、可憐な花を付けた草にも見えるこの木を見ているととてもその気にはなりませんでした。
豆果も3cmほどとかわいく、結実直後の緑色から茶褐色を経て晩秋には黒っぽくなります。
道路ぎわなどに樹高が2~3mで密生したこの木とよく似たものを見かけることがありますが、こちらは外来種のコマツナギで、法面の緑化目的で植えられたものが繁殖したものです。こちらの方が馬を繋ぐには丈夫そうですが、繁殖力が強く日本の生態系に影響があるとして問題視されているようです。
コマツナギの名の由来のもうひとつの説として、この木が馬の大好物で、手綱を繋いでいなくてもその場に繋ぎ止めていてくれるからというのがあります。
それほどの好物なら外来種のコマツナギを馬に食べさせれば問題解決につながるのでは.....いやいや、ちょっとこれは現実的ではありませんでした。