猛毒きのこ「カエンタケ」に注意
2012年 06月 21日
「カエンタケ」は、コナラなどのブナ科樹木が枯れた後、1年後位からその根の近くに発生し、触っただけでも炎症を起こす事があるので、注意して下さい。
【参考】(滋賀県庁ホームページ)
カエンタケは、ニクザキン科ツノタケ属のきのこ(子のう菌)で、形は円筒形(写真1)、または、それが分岐した手の指のような形(写真2)で、高さ3~15cm。表面は赤橙色~赤色、内部は白色。梅雨から秋にかけての長い期間に、広葉樹林内の地上に発生します。
1990年代に死亡例を含む数件の中毒が発生したことから、有毒きのこであることがわかりました。毒成分は、トリコテセン類。きのこの汁が皮膚に付くだけで炎症を起こします。食べると下痢、嘔吐などに始まり、運動障害、言語障害、全身の炎症、多臓器不全などを起こして死に至ります。致死量は、生のきのこで3g、回復しても小脳に後遺症が残ることがあるとされています。