’09年10月11日「里山観察会」
2009年 10月 11日
今日は朝から良い天気に恵まれ、快適な観察日和になりました。観察コースも予定通り全工程を回り、全員怪我も無く無事終了でき有意義な1日となりました。
この観察会で、新規加入者が有りました。市民の輪がこのような機会に少しづつ広がれば、やった甲斐があったと思います。
参加人数 36名(一般参加13名、その他20名、能勢電2名、講師1名)
散策コース
集合場所、水広場 → 台場仕立てクヌギ、コナラ地区 → 炭窯跡 → 放置林 → 桜の群生(エドヒガン、イヌザクラ、ヤマザクラなど)
昼食後 → 水禽窟(山並が見渡せる景観地) → ブナの幼木の確認 → ブナ林(解散)
集合場所、水広場で里山の保全について説明。特に生物多様性についてお話があった。
常緑樹を伐採し明るくなった薪炭林(クヌギ、コナラ)を散策。
新たに台場クヌギ仕立てを実施して、萌芽を見た台場クヌギです。その理由や利用について(鹿の食害対策、萌芽後の管理の簡便性、通行、若枝を田圃にすきこむなどなど)いろいろな考え方の説明を受けています。伐採し萌芽再生(2年目)です。
炭窯跡での説明。(こんな山の上にでも炭を焼いていたのですね)
尾根づたいに谷に下りると超丹波層(丹波層より時代が古いそうです)でごろごろした石が覆っていなす。典型的なエドヒガンのある地層だそうです。この谷を6月に調査結果では樹木の周囲が3~2mのエドヒガンが1本、2~1m19本、1m未満が10本、幼木4本を調査しました。
(エドヒガンは兵庫県絶滅危惧種のCランクとされています)
おまけ(カマキリの産卵中です。越冬の用意が進んでいます)
山上のブナ林の画像はありません。その代わりに貴重なブナの幼木を撮影できました。何とか保護したいものです。