2017年10月15日(日) 活動報告

 今日は雨(降るでも無し降らないでも無し小雨がぐずぐずと続く)。外での活動は諦め団栗小舎で・・・。

参加者数 13名

まつりの準備&小学生の「里山体験学習」の準備

薪の手配(15袋)、テーブル、パイプ椅子、ロケットストーブ用に小割した薪などを準備しテントを張って石焼芋のテストをしました。

祭りの用意は玄関に積み上げ持ち出し準備完了です。

雨でテントを張りその下でドラム缶で作った石焼窯でサツマイモを焼き上げ試食です。まずまずの出来栄えで美味しく頂きました。
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by str1685 | 2017-10-15 21:02 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2017年 8月)

菅さん提供


トチバニンジン(栃葉人参 ウコギ科)           

                         花期 6月~7月 

 トチバニンジンをさがそうと思えば林下の半日蔭で腐植土が堆積したような所がポイントです。文字通りトチノキの葉に似た葉を付ける多年草で葉の形を知っていれば他の山野草と見まがうことはありませんが個体数が少ないので容易には姿を現してはくれません。


 花は他のウコギ科と同様に花茎の先に丸い形にまとまって付きますが白い小さな花は林の中では目立つものではありません。

 ところが、夏の終わりころになると花とは打って変わって真っ赤な実がいくつも寄り集まって付く様子は薄暗い林の中では俄然目を引きます。

 人参と名は付きますが根茎は人参の形ではなく横に這っていて節くれだち、この形が竹の節に似るというのでチクセツニンジン(竹節人参)の別名があるそうです。

 地上の姿かたちが良く似ていて高価な値段で取引されている朝鮮人参とは同じ仲間で、トチバニンジンにも薬効のあることが知られていて去痰、解熱、健胃薬として用いられているようです。

 薬としての用い方は乾燥させた根茎を煎じ詰めて飲用するのが一般的なようですが、薬用酒としての利用法もあるようです。


 トチバニンジンが意外にも有名な育毛剤にも用いられていることを知ったのはごく最近のこと。

根茎が手に入ったなら薬用酒にしてちびちびなめながら頭にもなすりつけて効果のほどを確かめて効果のほどを確かめてみることにしましょうか。


(トチバニンジンの実)

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(トチバニンジンの花)

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by str1685 | 2017-08-29 08:30 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2017年 6月)

菅さん提供

フタリシズカ(二人静 センリョウ科)           

                          花期5月~6月 

 ヒトリシズカとフタリシズカは共に静御前の名に因んだ草花で、フタリシズカはヒトリシズカに遅れること一か月ほどで林の中や林縁に現れます。

 フタリシズカの花に少しでも興味を持った人なら、この草花の名前の由来は、菜を摘みに行った女に静御前の霊が取り憑き、その女と静御前の霊が揃って舞いを演じる能の謡曲「二人静」とかかわっていることはご存じのはず。

 降り注ぐ陽光の(もと)で鮮やかに咲き乱れる様々な花も魅力が有りますが、木漏れ日の中でひっそりと咲く花にもまた惹かれるものがあります。その代表は、と問われればこのフタリシズカと答えたくなります。

 二人と名の付くとおり、まっすぐ上に伸びた二本の花穂に丸っこい花(花びらではなく雄しべの一部分)が複数付きますが、土壌の養分の関係なのか、中には一本だけの花穂のものから三本以上のものも見かけます。


 華やかな白拍子の世界から義経の愛妾になり、後に義経と対立した兄頼朝に囚われ、心ならずも頼朝の前で舞い踊ることになっても義経を思い慕う舞を舞った静御前。

 やがて頼朝に放免されたのち、人々の前から姿を消したその生き様を思い浮かべながらこの花を見ていると、静御前の情念がほとばしっているかのようなヒトリシズカの花姿とは対照的に、フタリシズカの花は内に秘めた情念の舞姿のようにも思えてきます。


 フタリシズカは控えめで目立たない花ですが、花の名前の由来を知った後でこの花に出会えば、誰もが足を止めずにはいられない不思議と人を引き付ける草花です。


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by str1685 | 2017-06-16 20:47 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2017年 3月)

菅さん提供


シュンラン(春蘭 多年草 ラン科)           

                          花期34

 古都奈良には春を呼ぶともいわれる東大寺二月堂のお水取りの行事がありますが、野や山で自然に根差した生活を送っていた昔の人は、梅のつぼみの膨らみ、雪の中から顔をのぞかせたフクジュソウ、フキノトウ等々その土地々々で毎年変わることなく律儀に自然が届けてくれる春の便りを敏感に感じ取っていたものと思います。


 オオイヌノフグリが我が世の春とばかりに野辺一面に咲くころ、シュンランも開花時期を迎えます。
 漢字では「春蘭」と書くこの蘭は、まさに春を告げるに相応しい花といっても過言ではないでしょう。
 とはいえ春を謳歌しているというような目立つ花ではありません。

 夏場には新緑の間から木漏れ日がこぼれ落ちる雑木林のやや乾燥気味の所にうつむき加減にひっそりと咲き、花の茎は透き通るような膜質の鱗片におおわれ萼片と花弁は緑色で、開店祝いや催事、贈答用で使われる胡蝶蘭やシンビジウムのような豪華さや華やかさとは全く無縁です。


 この花は古来、詩文や書画などの風流をたしなむ文人墨客(ぶんじんぼっかく)に広く愛されたそうです。

 そのような粋人が食指を動かされたのは、花言葉にある「気品」「清純」「控えめな美」「飾らない心」等のシュンランの慎ましやかなたたずまいから受ける印象によるものだったのでしょうか。

 風流を解せない小生ではあっても、この花を眺めているといっぱしの風流人になった気分に浸れる、そんな趣のある草花です。


 シュンランは花屋さんで売られているシンビジウムの仲間だそうで、学名にはシンビジウムの名も一部使われています。分類上は同じでも日本のシュンランの花姿は、和服姿の女性から感じられる奥ゆかしさや慎ましさにどこか相通じるものが有るように思えます。

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by str1685 | 2017-03-11 20:55 | 今月の草本 | Comments(0)

2016年12月 今月の草本

菅さん提供

マツカゼソウ(松風草 多年草 ミカン科)           
                      花期8~10月

 沢沿いの細い道を歩いていた師走の初めのこと、立冬は間近というのに足元を見やればピンクの可憐なマツカゼソウの花姿が。
 この花は本来は白い花ですが、遅くに咲く花はピンク色にもなるようです。それにしても多くのマツカゼソウは既に実を結んでいる中で、今頃花を咲かせて実が結べるのかと心配してしまいます。
 マツカゼソウは谷筋などの夏場にはひんやりした所でよく見かけます。そんなところから松風草という涼やかな名前が付けられたのでしょうか。
 この草花の名とミカン科の名に引かれて柑橘系の爽やかな香りを期待して葉を揉んで匂いを嗅いでみると期待外れになりそうです。その独特な匂いは鹿の食害から逃れることには役立っているようで、毎年同じところで群生が見られます。

 花は花冠から飛び出しそうな形で子房が付いていて、受粉後に子房が熟してくると同じミカン科で木本のコクサギの実とそっくりの実の形になってきます。

 この草花には花の盛りには見られなかったもう一つの見どころが有ります。それは草紅葉。霜に打たれると鮮やかな色もくすんでしまいますが、本格的な冬が来る前の束の間の自然が演出した見事な草紅葉に出会えれば、山歩きの疲れもいっぺんに吹き飛んでしまいます。

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by str1685 | 2016-12-25 15:40 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2016年10月)

菅さん提供

サクラタデ(桜 蓼 多年草 タデ科)           
                          花期9~10月 
 秋になるとミゾソバなどのタデ科の植物の開花がいろいろ見られます。
 数年前に川沿いのぬかるんだ小道を歩いていた時、前方にピンクに染まった一帯が目に入りました。同じように湿地に咲くミゾソバとは明らかにピンクの密度が違うので写真でしか見たことのないサクラタデはないかという思いが瞬時に頭をよぎりました。近づいてみると予想通りのサクラタデで花の美しさに感動した思い出があります。タデ科の花径は2~3㎜ほどのものが多い中でこの花はかなり大きく8mm程もあって花の一つひとつを良く観察することができます。
 最初にサクラタデの名前を考えた人も花の色や形から桜の花をイメージして、この名前以外は頭に浮かんでこなかったのではないでしょうか。サクラタデはこの花にはまさにぴったりの名前です。

 同じタデ科でピリピリ辛いヤナギタデの葉は刺身のつまやアユの塩焼きに添えられる蓼酢の元になりますがサクラタデは辛くないのでそのような使い方はされません。でも刺身に添えられることのある花紫蘇のようには使えそうです。この花が食べられるのかどうかは保証の限りではありませんが、フランス料理のオードブルのお皿に添えればグンと料理が引き立つように思えますがいかがでしょう。
 タデ科はよく似たものが多く、この花に似たものに花の白いシロバナハナサクラタデとシロバナサクラタデといわれるものがあるようで種類の見極めが難しい花の一つです。

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by str1685 | 2016-10-25 20:08 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2016年8月)

菅さん提供

ミヤマウズラ(深山鶉 常緑多年草 ラン科)           
                          花期8~9月 

 8月といえばお化けが話題になる季節ですが、山で出会えるお化けにそっくりの花があります。
 お化けといっても日本のお化けではなく、シーツをかぶって両手を広げたような格好のハロウィンのお祭りに出てくる西洋のお化けです。
 こんな花を付けるのがラン科のミヤマウズラで、林内のやや湿っているようなところをさがせば、名に有る深い山でなくても低地の山でも目にすることがあります。
 草丈は花茎が伸びた花の時期で15~16㎝前後で、花茎の無い冬場には落ち葉に埋もれてしまわないかと心配になるほどの小型の蘭です。花の大きさも1㎝にも満たないほどで形だけでなく良く見れば目と口に見えるところがあって、さらにお化けの印象を深くしてしまいますが、何とも愛嬌のあるお化けといった感じです
 花の形は見ようによってはよちよち歩きの鳥のヒナにも見えて、そこから鳥にちなんだ名が付いたのでは思ってしまいますがそうではなく、葉に有る白い模様が鳥のウズラの羽の模様に似ていることから来たということです。

 古くから山野草の愛好家の間では、ミヤマウズラの葉の模様の入り具合を観賞価値の基準にしていたとかで、こんな小さな葉の模様を愛でる日本人の機微の細やかさに改めて感服せずにはいられません。

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by str1685 | 2016-08-23 22:03 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2016年05月)

菅さん提供

ヒトリシズカ(一人静 センリョウ科)

                         花期45

 山道で名も知らない綺麗な草花に出会った時はちょっとした興奮を覚えることがありますが、名を知っていてもなかなか出会えなかったヒトリシズカに出会えた時は感動もひとしおでした。


 ヒトリシズカの名に接したのは、中学の国語の教科書にあった随筆の中でフタリシズカの名とともに目にしたのが最初で、そのどことなく風雅な味わいのある言葉の響きはずっと頭の片隅にありました。

 この二つの花の名は静御前に由来するといわれています。そのような記述が教科書の中あったかどうかは記憶にありませんが、その由来と共に、静御前が源義経に寵愛されたこと、義経が兄頼朝に疎まれて悲運の最期を遂げるのと同じように薄幸な運命をたどったことなどを知ったのは長じて後のことでした。

 ヒトリシズカの花を見てこの地味な花から受ける印象と、静御前の白拍子としての優雅な舞の印象とがかけ離れているためか、名前負けしているという人もいるようです。確かに華やかさとは縁遠い花ですが、華やかさだけが花の魅力とは限りません。

 浅学の身ではこの花の魅力を充分に語ることはできませんが、樹陰に咲く花の傍らで時代に翻弄された静御前に一人思いを巡らす時、この草花にヒトリシズカの名を付した人の想いが伝わってくるように思えるのです。

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by str1685 | 2016-05-10 21:59 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2016年02月)

菅さん提供

スイバ(酸葉 タデ科)           

                     花期58月 

 早朝の崖で寒さに耐え忍ぶかのように地際にロゼット状の葉を広げ霜化粧をしたスイバを目にしました。別の場所の田んぼの土手では日当たりが良いせいか葉は赤く上に伸び、中心部には小さな茎も確認できました。

 この茎は腰の高さほどにも伸び、夏には無数の花を付けます。

 スイバは葉も茎も食べると酸っぱいことからこの名になったようですが、遊び半分で茎の部分をしゃぶって酸っぱい味を楽しんだのは子供のころの思い出のひとつです。


 赤い葉を見ていてジャムを作ることを思い立ち、さっそく葉を摘んで帰って作ってみることにしました。赤いジャムを期待していましたがチョコレート色の酸っぱいジャムに仕上がりました。

 数年前にジャムを作る目的でスイバに良く似たルバーブの栽培に挑戦しましたが、寒冷作物のためかうまく育たずルバーブジャムはあきらめざるを得ませんでした。

 今にして思えば気候的に難しい作物作りに挑戦しなくても、道端にいくらでもあるスイバや同じ仲間のギシギシでも良かったわけです。

 ただで手に入る食材とはいえ、タデ科には体に良くないシュウ酸が多く含まれていますので、しょっちゅう食べられないところが少し残念ではあります。


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by str1685 | 2016-02-14 21:42 | 今月の草本 | Comments(0)

今月の草本(2015年11月)

菅さん 提供

 ススキ(芒・薄 イネ科)

                                     花期7~8月

秋の七草のひとつにもなっているすススキは万葉集や俳句にも取り上げられたり、お月見のお供えにもなったりと古くから日本人には身近な植物のひとつです。

 つい半世紀近い前まで日本の山里の晩秋の風景といえば、かやぶき屋根の民家があって、その先に稲刈りが終わった棚田があり、その向こうには風にそよぐススキの原が連なるという、まさに日本の原風景といえる情景はあちこちで見られました。 ススキはかやぶき屋根の材料になり、農耕牛馬の飼料にもなって生活に根差したものでもありました。


 生家のあった九州の田舎では、晩秋になると冬季の家畜の飼料用に、刈り取ったススキを束にして積み上げる作業が行われ、積み上げられたススキの小山が裾野に点在する風景は冬が間近なことをうかがわせる風物詩のひとつでした。

 そのススキ草原が今、各地で急速に失われています。かやぶき屋根は瓦やスレートの屋根に置き換わり、機械が農耕牛馬に取って代わった昨今では、ススキの草原は放置され、森林へと遷移が進んでいます。生まれ故郷も例外ではなく、かつて草原で見たナデシコやリンドウの花も今では見られなくなってきています。


 このような状況の中、草原復活のプロジェクトが進められている地域もいくつかあるようです。

 草原が出現すれば、やがて草花や蝶などの生き物も見られるようになります。

 次代の子供たちに美しい野の花は無論のこと、様々な自然に触れ合える場を現役世代の使命として残していきたいものです。



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by str1685 | 2015-11-14 20:57 | 今月の草本 | Comments(0)